経理お役立ちブログ

2024/7/16

スマホで使える経理アプリ5選!忙しい中でも簡単に経理業務を済ませよう

個人事業主や小規模な事業者の中には、経理業務がついつい後回しになってしまう方もいるのではないでしょうか。しなければならないとわかっていても、経理業務は面倒に感じてしまうものです。しかし、お金の流れや事業の状況を把握し、取引先への支払や税金の申告を行うためには、日々の経理業務は不可欠です。

そこでこの記事では、スマホで手軽に経理業務ができるアプリを紹介します。スマホで経理業務を行うメリットや、アプリを選ぶポイントについても解説しています。ぜひ導入を検討して、本業と並行して経理業務も行っていきましょう。

 

スマホで経理ができるメリット

会計ソフトにはパソコンで操作するものが多いです。しかし、パソコンを起動してじっくり経理に時間をかける余裕がない方もいるでしょう。そこで、スマホで使える経理アプリが役立ちます。スマホで経理ができるメリットを以下で見ていきましょう。

 

メリットその1:時間や場所を選ばない

スマホで操作できる経理アプリは、いつでもどこでも経理業務ができます。事業者の規模によっては、経営者自身が経理を行うこともあるでしょう。本業と並行して経理業務も行うには、隙間時間をうまく使わなければなりません。スマホで経理ができるアプリは、忙しい事業者の強い味方となるでしょう。

 

メリットその2:操作が簡単でわかりやすい

スマホ向けに作られている経理アプリは、操作が簡単なものが多くを占めます。フォーマットに沿って必要事項を入力することで、日々の仕訳ができるものも多くあり、門知識がなくても経理業務が可能です。

 

 

スマホで使えるおすすめの経理アプリ5選

パソコンで使える会計ソフトの中には、スマホでも操作できるものがあります。しかし、パソコンではなくスマホのほうが操作しやすいという方もいるのではないでしょうか。そこで以下では、スマホで経理業務が完結するアプリを5つ紹介します。

 

Taxnote

Taxnoteは、個人事業主におすすめの無料で始められるアプリです。家計簿アプリのように、科目と支払方法を選んで金額を入力するだけで日々の記録ができます。入力したデータは複式簿記の帳簿として出力できるため、簿記の知識は不要です。入力内容に基づき、損益表や科目ごと・月ごとのレポートも作成され、事業の状況を把握するのにも役立つでしょう。ただし、確定申告書を作成できる機能はありません。

無料プランでは月に15仕訳までとなっており、月々292円のTaxnoteプラスにアップグレードすると仕訳数は無制限になります。ただし、銀行口座やクレジットカードとの連携はできないため、手動で入力が必要です。現金での取引が多い方におすすめのアプリです。

快速仕訳

快速仕訳は、登録不要ですぐ使い始められる仕訳作成アプリです。科目や支払・受取方法を選択し、金額を選ぶことで仕訳が作成されるため、簿記の知識は不要です。個人事業主だけでなく、法人でも使えます。スムーズに入力するための「連続入力」機能や、入力済みの仕訳をコピーできる機能など、迅速な仕訳をサポートする機能が搭載されています。

無料版では月に20仕訳までの入力が可能であり、月々300円のプレミアム会員となれば無制限で入力できます。使いやすいように勘定科目を追加でき、補助科目も設定できるため、取引先ごとの売上や仕入などを把握するのにも便利です。ただし、2024年6月現在はアンドロイド版のみとなっています。

 

Kaikei

Kaikeiは、入力時の項目やレポートがカラフルで視覚的に分かりやすいアプリです。自分好みのテーマカラーを選択できるため、面倒な仕訳へのモチベーションが上がるかもしれません。シンプルな操作で簡単に入力でき、CSVの出力や印刷も1タップで可能です。確定申告書の作成・印刷はできないものの、仕訳のメモ欄の入力で定型文を登録できる、日付をダブルタップまたは長押しするとその日の入力画面が開くなど、効率的に入力できる機能があります。

無料のお試しプランでは、月に16仕訳まで登録できますが、Excelの出力回数に制限があり、詳しいレポートも見られません。継続して本格的に活用したい場合は、年間2800円から使えるスタンダードプランへの加入を検討しましょう。

 

スマホ会計Finfin

銀行口座やクレジットカードと連携して自動仕訳のできるアプリです。スマホのカメラでレシートや請求書を読み込み、仕訳を登録することもできます。直感的に操作でき、初期設定も簡単であるため、抵抗なく使い始められるでしょう。マイナンバーカード情報の入力・読み取りによってe-Taxと連携し、電子申告を行うことも可能です。

無料プランで基本的な機能が使えますが、画像や写真の読み取りによる仕訳登録の数に制限があります。月々650円の有料プランにすることで、無制限で仕訳登録ができ、確定申告もできるようになります。

 

CalQ Share

CalQ Shareは、副業で個人事業営む方におすすめのアプリです。仕訳登録や確定申告書の作成など、すべての機能を無料で使えます。一般的な個人事業主とは異なる、副業ならではのポイントがマンガで分かりやすく解説されているため、副業初心者も安心して使い始められるでしょう。直感的に入力することで仕訳データを作成でき、集計表や一覧表示で事業の状況できます。お金をかけずに経理業務ができるため、副業には心強いアプリといえます。

 

 

会計アプリを選ぶポイント

スマホで使える経理アプリはさまざまなものがあり、どのように選べばよいかわからない方もいるでしょう。以下では、経理アプリを選ぶポイントを3つ紹介します。

 

対応デバイス

会計アプリは使えるデバイスが決まっています。iPhoneやandroidの両方で使えるものもあれば、片方でしか使えないものもあるため、ダウンロードの前にチェックしましょう。中にはパソコンやタブレットで使えるアプリもあります。

 

使いやすさ

経理アプリには使いやすいものを選びましょう。直感的に操作できたり、わかりやすいレポートが見られたりすると、活用しやすいでしょう。「せっかくアプリを使い始めたのに、使いにくくて続かなかった」という事態は避けたいものです。

 

費用

経理アプリは無料のものと有料のものがあります。無料のものであれば手軽に始められます。無料の経理アプリは、有料版にアップグレードできるものも多くあります。有料版に比べると、無料版は簡易的な機能しか持たないものもあります。無料であるがゆえに使いにくいのであれば、有料版を検討してみてもよいでしょう。

 

 

まとめ

経理というとハードルが高い方も多いかもしれませんが、事業を営む中では不可欠な業務です。忙しい中でも、少しずつ経理業務を進めることで、正確な記録ができます。「経理業務がたまってしまいやる気が出ない」という事態も防止できるでしょう。少しずつでも確実に、空いた時間に経理業務を進められるよう、スマホの経理アプリを検討してみてください。